【ミネラルは辞書では鉱物鉱石】 吉田 省司 先生 健康耳寄り情報 Vol.55

『硬くて溶けない鉱石からミネラルを硫酸で抽出』
 
数億年前に海から隆起した、
阿武隈山系(福島県)の山から発掘される、
風化した黒雲母花崗岩を、
砕いて、硫酸で溶かして、イオン化抽出することで、
濃厚な液状のミネラルができます。
 
この技術は、薬剤師の嶋西浅男先生が、
昭和38年(1963年)頃に、
偶然出合った腐食花崗岩という鉱石より、
ミネラル成分を抽出して液状にすることを思いつくことから、
十数年の研究の結果で開発に成功した製品です。
 
現在では、清涼飲料水の認可が取れている、
水質浄化液です。(スワンミネラル)
 
化学物質の硫酸は、
手に付けば火傷を負う程の強酸性の劇薬ですが、
調和の取れたミネラルが溶けこんだ硫酸基は、
昔から火傷を治す民間薬として活用している地域もあります。
ちなみに、
硫酸はミネラルを溶かすことで硫酸基となり、
各ミネラルの元素と化合して、安全な錯塩に変化します。
 
胃の検査診断で使うバリウムもその一つです。
医学的にもその安全性が認められている硫酸基は、
胃の粘膜にも含まれており、
胃酸から胃を守る大切な成分です。
また、
海草のヌルヌルした成分にも硫酸基は多く含まれており
(フコイダン等)
人体の健康維持に活躍しています。
 
イオン化ミネラルを作る工程で、
ある一部の説明では、
食用硫酸で岩を溶かすから「安全」だ…
という説明もあるようですが。
ずばり、説明不足だと思います。
 
本当の説明をみなさんで考えてみてください!
 
花崗岩