【水道水の安全基準と原水と味】 吉田 省司 先生 健康耳寄り情報 Vol.78

コロナ禍で、水道水の利用率が上がっているようです。
共助という意味でも、
水道水をもって使っていきましょう!
 
ミネラルウォーターと水道水の違いについて、
主な違いの「安全基準」と「原水」について、
記述してみます。
 
安全基準に関しては、
消費者が安心して利用できるように、
どちらも厚生労働省のもとで厳しい条件が定められています。
水道水は、
水道法第4条に基づいた水質基準検査が義務付けられ、
51のチェック項目が設けられています。
 
ミネラルウォーターは、食品衛生法第11条に基づく、
「食品、添加物等の規格基準」となっています。
 
「食品、添加物等の規格基準」の検査項目の数は、
製造過程で殺菌や除菌を行うかどうかによって変わってきます。 
殺菌や除菌を行う場合は39項目検査されますが、
行わない場合は14項目の検査です。
 
法律上の規定では、
水道水に比べてミネラルウォーターのほうが、
チェック項目は少なくなっています。
 
原水については、
水道水が主に河川の水を使用しているのに対し、
ミネラルウォーターは地下水を水源としている事が多いようです。
 
水道水は、
雨などが集まった河川などの水を、
浄水場で塩素消毒することにより、
安全に飲める状態にしていますので。
塩素の濃度は、
河川の水質状態や季節に応じ、
体に害のない範囲で調整されていて、
浄水場からの距離が遠い場所や、
貯水タンクに溜める集合住宅などは、
雑菌が繁殖しやすいため、塩素濃度が高い傾向です。
水道水を飲んで独特な風味を強く感じる場合は、
残留塩素が多い可能性があります。 
 
ミネラルウォーターは、
塩素による消毒は行われていません。
そのため、クセのない水のおいしさを味わうことができます。
 
しかし、
「消費期限」と「賞味期限」に注意しましょう!
 
期間表示が法律で義務付けられている食品のうち、
品質の劣化が早いとされているものには「消費期限」、
劣化しにくいものには「賞味期限」を記載することが定められています。
ミネラルウォーターは賞味期限表示が基本ですが、
同じ水を使用していても、
出荷までの過程により劣化の進みは異なるため、
表示期限に統一した決まりはありません。
 
商品により賞味期限が違うこともあるので、
使用の際には必ず確認しましょう。
 
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水道水