【今日だけは一怒一老一笑一少】 吉田 省司 先生 健康耳寄り情報 Vol.28

「天声人語」にこんなことが書いてありました。
 
「一怒一老一笑一少」
一つ怒ったら一つ歳を取って、
一つ笑ったら一つ若返る、
ということだそうです。
 
この頃は、老若男女問わず、
いつでもどこでも「キレル」と言う人が多くなってきています。
昔も今も変わらない事は、
還暦を迎えた頃の初老の男性が、良く怒りをあらわにしていました。
還暦を迎える頃の男性の怒りは、
「怒る」であって、
思考回路がしっかりしていて、怒れる事を深く追及していくと、さらに腹立たしくなっていくことがあるようです。
 
喜怒哀楽の感情表現での「怒」は誰でもありますが、
「キレる」怒は考えものです。
「キレる」という事は、
すべての思考回路が寸断されていますから、
見るもの触るもの全部に腹立たしくなっているのです。
 
「怒りの呼気には毒素が検出される」
と書く書物もあります。
 
思考回路が体の中に備わっていても、
その回路を伝わって行く「思考」が正しく到達して行くために必要なものが、
「ミネラル」です。
身体を動かすことも同じで、
筋電図・心電図などの機器を使って、人体の生態を電気信号として目に見えるようにしています。
 
この電気を伝達するものも「ミネラル」です。
 
ストレス社会の中で、
「怒り」を我慢することで病気になってしまう、という事も考えられますが…
 
「今日だけは!怒らない!」
と思い、1日1日を過ごしてみてはいかがでしょうか?
 
薬の副作用と同じように、
全てのものの裏側にはリスクがあります。
 
リスクを知ったうえで、
健康にいい生活習慣を身に着けて、
自立した健康を手に入れましょう!
 
笑顔