【水の適量摂取で痩せ体質に!】 吉田 省司 先生 健康耳寄り情報 Vol.22

女性の方で、
「水分だけでも太る(むくむ)から」
と言って、普段から水分を控えている人がいます。
毛細血管観察会でも良く見かけることがあります。
 
水をたくさん飲んだからといって、太ることはありません!
なぜなら水のカロリーは0だから!!
 
体内の水分は、生活していく中で1日2リットル程度消費されるといわれています
水分不足はむくみや脱水症状に繋がります。
 
熱中症の対策にも適度な水分補給は必要ですし、健康を維持するためにも重要です。
 
さらには、
水を飲むことで基礎代謝が上がります。
 
「水ダイエット」などは、
「水を飲めば痩せる!」というわけではなく、
「水を飲めば痩せやすい体質になる」ということで、
効率よく脂肪燃焼をさせて、代謝を高めると言う効果が表れます。
 
では。
なぜ代謝が上がり痩せやすい体質になるのでしょうか?
 
基礎代謝が上がる要因は、
体温上昇によるカロリーの消費です。
 
水を飲むと体温は一時的に下がりますが、
下がった体温は、恒常性機能(変化に対し一定の状態を保とうとする)の働きにより、元の体温に戻ろうとします。
その時に体内のエネルギーが消費され、結果として代謝が上がるという事です。
 
体内組織の仕組から基礎代謝が上がり、水を飲むと基礎体温は上昇し、脂肪を燃焼しやすい体質に改善される事になります。
 
結果として、
体温が1℃上がるだけで、
基礎代謝は12%もアップします。
 
言い換えれば、
体温が低い人は痩せにくいことになります。
 
1日1,500mlの水を水分補給する方法として、
一度に大量の水を摂取しないような注意が必要です。
 
ちなみに。
一回に吸収できる水分は、
200~250ml(コップ1杯)程度だとされています。
 
「喉が渇いてから」では遅いです。
 
つまり、
「喉が渇いた!」
と感じたその時には、すでに体の中は乾燥しきってしまっています。
 
喉が渇く前に補給することを心がけましょう。
 
生活の中で効果的に、
ミネラルの豊富に含まれた良質な水を、
常温で摂りましょう。
水の適量摂取で痩せ体質に