【人間はどんな元素でできている?】 吉田 省司 先生 健康耳寄り情報 Vol.84

人体の98.5%は、
酸素・水素・窒素・カルシウム・リン
で占められています。
 
さらに、
硫黄・カリウム・ナトリウム・塩素・マグネシウム
を加えた11種類の元素が、
人体の99%を占めます。
 
これらの11種類をまとめて「必須常量元素」と呼びます。
 
前回に引き継き、
スワンミネラルに含まれるミネラル成分を見ていきましょう!
 
リン(P)「15」
生物(ヒト)から元素を発見した方法は、
尿を空気に触れないようにして、
加熱して蒸発させました。
 
リンは、人間にとって必須常量元素のひとつで、
遺伝子情報をつかさどるDNAや、
体内でエネルギーを生み出すATP(アデノシン三リン酸)
にも含まれています。
さらに、骨や歯にも含まれています。
 
アデノシン三リン酸(adenosine triphosphate)は、
アデノシンのリボース(=糖)に3分子のリン酸が付き、
2個の高エネルギーリン酸結合を持つヌクレオチドのことです。
 
ケイ素(Si)「14」
硬い石、火打ち石、シリコンなどと呼ばれているケイ素は、
ケイ素化合物やケイ素塩の形で、
石英・長石・水晶・ザクロ石・オパール・雲母
などの鉱石に含まれています。
 
半導体の代表的な素材として知られるケイ素は、
現代社会をさせる元素とも言えます。
「シリコンバレー」の名で知られる、
USAカルフォルニア州北部の街も、
IC先端企業が集まっている地域です。
 
ケイ素